2008年03月14日
設立趣旨書

SOL設立のきっかけは
「20年後を生きる若者が、いきいきとして、広い視野を持ち、
様々な世界の問題に自分で考え行動している社会をつくれたら。」
そんな風に考え始めたことでした。
SOLの活動の根幹となる、「THE・談」の活動は、
この20年後の大きな目標へ向けた第一歩です。
SOLの設けた機会の中で、様々な人生を歩んでいる
大人の背中を見ることで若い人達に自分の歩いてみたい「道」を
見つけてもらい、自分で考え行動する「考動力」を持った
「活気ある」若者になってもらいたいと考えています。
今の若者に「将来は何になりたいの??」このような質問をしても、
「ん~、特に無いな~。」こんな答えが多いのではないでしょうか。
僕自身は高校どころか、大学生のときですら、
自分が社会に出て何をやりたいのかわかりませんでした。
なぜ「将来やりたいこと」が見つからないのでしょう??
それはもしかしたら、見つかっていないのではなく、
気づいていないだけなのかもしれません。
現代の生活には、書籍やテレビやインターネットを介して、
様々な情報が溢れています。
様々な職業、様々な生き方、いろいろな選択肢を目にはしているけれど、
実際にその職に就いている人に会って話を聞いたことはなく、
一人歩きの情報ばかりが増えていく。
漠然とした情報だけでなく、もっと活きた情報に触れなければ、
自分の「道」に気づくのは難しいのではないでしょうか。
そんな若者に、色々な職種、もしくは生き方をしている
人生の先輩の背中を見せたいのです。
親の背中を見て子どもは育つと言いますが、親の背中だけでなく、
若者達が人生の先輩の様々な背中を見ることで、
自分の「生き方」について少しでも考える機会を
創造できたら・・・これが僕たちの願いです。
SOLはスペイン語で太陽という意味です。若者が様々な社会に触れ、
その生きる世界をより広いものとし、将来の目標を見つけられるように、
私達は太陽(SOL)のようにあたたかくそして力強く応援していきます。
こんな風に考えたのは僕が学生時代にアジア・中東での一人旅で
多くの人に出会い、様々な文化にふれ、自分の考えている社会の狭さを
学んだことに所以しています。
餓死しそうな子供や物乞いの子供達、
スラム街の様子を自分の目でみて肌で感じることで、
「この世界ではこの瞬間も餓死している人がいる」
その事を現実の問題として考え「どうにかしなければ」「何かしたい」
と思ったからです。
でも、私一人では変えられないでしょう。
だからこそ私は、これから社会の大きな力となる若者たちには、
夢を持ち、いきいきと行動することで視野を自分の世界を広げ、
世界の問題を自分達の問題として捉え、自分なりに取り組むことで、
自らを「アジア人」できるならば「地球人」と胸を張って言えるように
なって欲しいと願うのです。
SOL 代表